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まかせて安心!!電気保安のパートナー 一般社団法人 東北電管理技術者協会会員

管理技術者のつぶやき41 2 3 4 5 6

安全・安心という安売

変圧器イメージ      

 福島第一原子力発電所の事故から日本中の原子力発電所が次々に発電を停止し、4年半経とうとしている今、原子力発電所事故の余波や影響があまり感じられなかったと思われる東北から一番遠い川内原子力発電所が再稼働された。
日本も真夏の一番電気を使うであろう時期を原子力発電所無しで乗り切ってしまったので、もうこれ以上発電はいらないよと思われるのだが再稼働させてしまった。結局、川内原子力発電所は復水器から海水漏れが発生し、出力を上げられずにくすぶっている(修理中)らしいが、最終的には最高出力まで立ち上げ、事故後の原子力発電所発電開始の前例を早く実績にしたいと考えているとしか思えない。
 電力会社や政府も事故や不具合の説明をよくするが、あまりにも担当者や関係者がマスコミ慣れしすぎてしまっているようで、この担当者や関係者達は、マスコミの前でうまく説明できれば国民は理解したとでも勘違いしているのでしょうか?
 必ずと言っていいほど聞こえてくる「安全」「安心」と言う便利な魔法の言葉。これは誰もがいつでもいくらでも使える様な口癖で終わらせてしまう言葉ではなく「行動」「信用」を伴って初めて使える言葉です。

もうこれ以上、人間の手ではコントロールできない程馬鹿げた事故が起きないことを祈るばかりです。


望まない鉢(蜂?)合わせ

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 自然の中にある電気設備の点検に行くとあまりうれしくはないのだが、必ず虫や小動物が私を出迎えてくれます。
以前、蛇が突然草の中から出てきたときには、蛇が大の苦手な私はあまりの怖さに体が動かなくなってしまいました。
ほとんどの虫や小動物は人が来ると逃げようとしますが、スズメバチだけは近づくだけで威嚇し、猛毒の毒針を武器に攻撃してきます。
毎年数十名の死亡者を出してしまうスズメバチによる被害、やはり他人事ではございません。
スズメバチに刺されたときに、人の体にある毒に対して免疫が過剰に反応してしまい、激しいアレルギー反応が出ることで、アナフィラキシーショックを起こし、意識障害や急な血圧低下でまれに死に至るようです。
一度ハチに刺された経験がある人は、もう一度刺されたときにアナフィラキシーショックを起こし易いといわれています。人によってアレルギー反応が違う様なのでやはり刺されないようにする事が大切なようです。

もし刺されてしまったら、昔良く言われていた「蜂に刺されたところにオシッコをかけると良い」というのは嘘で、刺されたところの蜂毒を指で絞り出して、冷水で洗い流し、一刻も早く救急車を呼んだ方がいいそうです。


交換を推奨致します

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 「半永久的に動作」「完全防水」「耐塩害」「錆に強い」これ等の言葉を挙げていくとキリがありませんが、すべて永久に使えますと言うことではなく必ず寿命がやってきます。
そのとき(寿命)はある日突然だったり、何か他の悪い影響を受けた時と同時に・・・・等と様々ですが、使えていた電気が使えなくなって業務を遂行できなかったり、停電によって大きな損失が発生する前に対策が必要なのです。
・「半永久的に動作」・・・・その機器のケースやカバー・パッキン・付属の機器は半永久的に使えそうですか?
・「完全防水」・・・・もし何かの拍子で水が入ってしまったらその水は出ることができないので入ったままですね?
・「耐塩害」・・・・全く塩害を受けないとは言っていません。
・「錆に強い」・・・・全く錆びないとは言っていません。
かなりひねくれた文の捉え方をしているように感じますが、電気製造メーカが何十年も完璧に耐用してしまう機器を製造してしまうと長年にわたり更新されず、同様の機器は売れなくなってしまいます。電気製造メーカは一定期間使用したら壊れるように製造するという技術も持っていますし、そう作られていると考えます。
「あと何年保ちます。」「このタイミングで壊れてしまいます。」こんなことがはっきり解れば全く苦労はありませんが、月次点検や年次点検のデータを見比べ、これらのデータを頼りに異状の有無をお客様にお伝えしております。
「機器の交換を推奨致します。」報告書にこう記入するとき機器の使用年数や使用回数で推奨時期を一つの判断としておりますが、私たち電気管理技術者は明日にでも突然壊れて迷惑をかけてしまうのではないか?と言う恐怖を抱えながらお伝えした推奨事項でもあります。


巻いてコンパクト

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 作業現場や各種イベントなど、電源がとれるコンセントが離れているとドラムコード(写真)や延長コードを這わして電源を確保するというのは普通に行われています。ドラムコードの中には漏電・過電流ブレーカが付いている物やコネクタ部が防水加工されており雨天でも何の問題もなく使用出来る便利な物もあります。
そんな便利なドラムコードも使用方法に注意が必要です
もう一度写真を見ただきますと(写真が見づらいですが・・・・(*_*))コードを巻いたまま使用しております。この状態で電源を使用し多くの機器を繋いでしまうと巻いてあるコードが放熱できなくなり熱がこもり結果、発火する事があります。
最近はドラムコード内部に温度センサがついていて自動的に遮断してくれる物もございますが、コードの巻き方によっては温度センサがこもった熱を検出できないこともあるそうですのでやはり巻いたままの使用は止めた方がいいです。
「巻いてコンパクト」は持ち運びの移動させるときのみ、使用時はコードを全部引っ張り出して大きくほどいて使用しましょう。


お色直し

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 高圧電気設備及び変電設備は金属製の大きな箱(塗装を施した金属の箱)の中に収まったキュービクルと言われる機器が使われる事が多いです。
表面が塗装されているとはいえ、その地域の気候・温度・湿度の環境下で日光や雨風に晒されて耐えているのはもちろんのこと、雪、塩分、化学薬品、粉塵などその使用環境や需要家の職種によって様々な物質の影響で変色や発錆等の原因になっています。
この鉄の箱(キュービクル)は約2mm程しか厚さがありませんので錆びると穴が開くまでそれほど時間は要しません。








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 塗装のプロと言われる方々に見せると「こんな素人塗装しやがって・・・・」なんて言われそうですが、錆が進行して鉄箱に穴が開き水の浸入で電気事故という流れを阻止するのはやはり素人塗装であってもこの様に手をかければ大きく予防保全になると考えます。


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渡辺電気管理事務所

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